フロンティア東条21とは

フロンティア東条21は、最高の酒米として、特A地区に指定されている兵庫県東条地区産の酒造好適米「山田錦」を使用し、最高級の日本酒を醸す団体です。東条地区は気候・土壌に恵まれ、水捌けの良い棚田と充実した灌漑設備で、手間を掛けた質重視の米作りをしています。良いテロワールである東条地区をうち出していくことで、お米と日本酒が共にさらなる高みを目指すことを理念としています。

21世紀のその先(Frontier)へという意味を込めて、「フロンティア東条21」と名付けました。現在加入している12蔵の主要銘柄は「義侠」「初亀」「醴泉(れいせん)(弊社)」「磯自慢」「美丈夫」「松の司」「黒龍」「明鏡止水」「飛露喜」「十四代」「東洋美人」「伯楽星」です。

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フロンティア東条21 年表

1873年:地租改正と米の収量重視

地租改正により、農家の納税が米の物納から現金での納入に変わりました。実際の米を政府に見られなくなったため、米の質よりも量が優先されるようになりました。

 

1887年頃:兵庫県内で村米制度の成立

日本酒製造が盛んな兵庫県で、兵庫県の酒造会社と直接契約して酒造のための質を重視する米を生産する文化が生まれました。この契約栽培制度が村米制度で、兵庫県東条地区も村米制度を採用していました。

 

1990年頃:東条地区のライスセンター建設と県外出荷

兵庫県東条地区にライスセンターが建設され、各農家の米が集積されることになり、村米制度から除外されました。これを機に「義侠」の社長が交渉し、兵庫県外で初めて、JA(半官半民)を経由しての契約成立。

 

1993年:「義侠」「醴泉」でのフロンティア21構想

弊社「醴泉」社長と「義侠」社長と話し合い、この東条地区産の山田錦で日本酒を醸す酒蔵の団体を構想。

 

1993年:「義侠」「醴泉」「磯自慢」「初亀」「根知男山」 JA経由で東条地区山田錦を契約

「義侠」社長の交渉により、これらの蔵が、JA(半官半民)経由で東条地区産米を購入できるようになりました。

 

1994年:「美丈夫」「明鏡止水」「松の司」「大英雄」 全集連経由で東条地区山田錦を契約

全集連は、民間の米一次流通団体のこと。東条地区山田錦を民間経由で購入できるようになりました。

 

1994年:フロンティア東条21 結成

結成時の9蔵元は、「義侠」「醴泉」「磯自慢」「初亀」「根知男山」「美丈夫」「明鏡止水」「松の司」「大英雄」。

 

2001年:「黒龍」加入

 

2006年:「大英雄」廃業

 

2008年:「根知男山」休会 自社栽培拡大につき

            「根知男山」は、自社栽培で「五百万石」等を栽培されています。

2011年:「十四代」「伯楽星」「飛露喜」「東洋美人」加入 現在に至る12蔵

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